人はなぜ落ちる?

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いま君に伝えたいお金の話(村上世彰)感想

いま君に伝えたいお金の話(作者:村上世彰)を読了したので感想。

投資のプロ村上世彰さんが、子供達向けに「お金」のことを

学んでもらうために書いた「ザ・入門書」という感じの一冊。

 

そのため、文体も口語調で、難しい専門用語も登場せず、

大人でも詳しくない人は気楽に読める本としてオススメ。 

ただし、投資スキル等の話ではないので、そういった専門性を期待する方には

対象外の本だと思います。

 

いま君に伝えたいお金の話

いま君に伝えたいお金の話

 

 

 

下記のニュースで、村上世彰さんが 子供向けのお金の本を出したということを知り、

すぐさまにamazonで購入。

以前より、子供にはお金の教育を重要視しようと決めていたので、

(個人的には、英語よりもお金の知識こそ必修化すべきと考えています。)

この本もいい教科書になるのかな?という気持ちもあり、読み始める。

 

style.nikkei.com

 

内容は、本当にお金とは何か?という所から始まる「ザ・入門書」という感じ。

「お金持ちになると有利だから、お金をいっぱい稼ぎましょう」とも

言ってなければ、「夢があれば、お金なんてなくても楽しいです」とも言ってなく。

 

「お金」は生きていくうえで必要不可欠なもので、その使い方を知れば、

より良く生きられるよ(さらに、人を助ける力にもなるよ)

 

という感じの内容です。

ちゃんと「お金を借りることの危険性」もしっかりと触れられています。

具体的には学生奨学金の話で、「借りるのは簡単だが、返すことは困難」。

だからこそ、借りる際にはしっかりと返済できるのかを考えるようにしましょう

ということを伝えています。

(私も、大学自体は奨学金を借りていたので、

 この点はしっかりと子供たちに伝えたいと思います。

 

また、最後にはとっておきのお金の使い方として、

「寄付」という道が書かれています。

寄付をすることで、自分にはないスキルや自分ではできない労働力で、

他の人を救うことができる。その仲介がお金である。という捉え方は、

合理的に物事を考える村上さんらしい解釈であるなと思いました。

 

私も、平成30年7月豪雨の際には、ちょうど有効期限が近いポイントなどで

寄付をしたのですが、休職中で社会から隔絶されてる感もあり、

「自分が世の中のために何かできた」感が心地よかったことを覚えています。

これからも、ビールを買うお金を寄付に回す、くらいの行動から寄付に関わっていける人間になりたいなぁと思っています。

 

総じて、子供たちにもこの本の内容は読み聞かせて、

お金について考えるきっかけにしたいなと感じさせてくれた一冊でした。

(ただこの本、情報量に比べて単行本として

 約2千円するのはちょっと高いな・・・と思いますね。

 Kindle版なら933円で妥当くらいかと。)

 

追記

本書籍の中でも少し触れられている、同じく村上世彰さんの

「生涯投資家」という本も買って、100ページくらい読んだ所で

止まったままになっているので、しっかりと読み切ってみたいなと思います。

 

生涯投資家

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