人はなぜ落ちる?

「人はなぜ落ちる?」「這い上がることを学ぶため」過労⇒休職⇒復職経験した30代エンジニアサラリーマン、そんなブログ

日本再興戦略(落合陽一)読了感想

「日本再興戦略」落合陽一著を読了したので感想。

最近、本屋に行ってビジネスや自己啓発系の書籍棚に足を運べば、

必ず一冊はこの人の本が置いてある気がする、

落合陽一氏の本「日本再興戦略」を読了したので感想をまとめます。

以下、私の感じた感想・内容の要点・・・

 

  • そもそも欧州・米国と日本は、文化素養が異なることを認識すべき。
  • 欧州・米国の文化・制度のコピー&ペーストではなく、日本に適したシステムの構築が重要。
  • 日本は、中央集権国家体制よりも地方分権化した方があっている。
  • 日本は、平等な階級よりも、士農工商のような階級制度があっている。
  • 地方分権化や、高齢化・少子化は、AIやその他テクノロジーの発達により実現できる。
  • 残業規制のようなタイムマネジメントではなく、”ストレスマネジメント”で労働環境を考えるべき。
  • 自分の「やりたいこと」と「できること」を区別すべき。そして、まず「できること」を実行していくことが重要。

 

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

 

 

感想詳細

弟から、この本面白かったよと勧められたのと、

以前、落合氏と堀江氏の共著「10年後の仕事図鑑」を読んで、

非常に面白かったこともあり、早速読んでみました。

 

10年後の仕事図鑑

10年後の仕事図鑑

 

 

最初は、AIやテクノロジーによる変革の話かなと思っていたら、

日本の文化や歴史の話が多く出てきて驚きました。

落合氏の知識や見識の幅広さは、すごいなと感じました。

 

本書から、以下のようなメッセージ性を受け取りました。

「日本(日本文化)に適した、日本のための社会システムを再構築しよう。

 そのためにAIやテクノロジーを上手に活用しよう。

 再構築するのをサポートできるレベルに技術は向上しているし、

 さらに向上していく。日本の未来に悲観する必要性はない。」

 

また、上記に書いたように「残業規制のようなタイムマネジメントではなく、

”ストレスマネジメント”で労働環境を考えるべき。」という意見には、

メンタル不調で休職を経験した身としては大いに賛同しました。

長時間労働で潰れたというよりは、ストレスが大きい仕事が増えすぎて潰れたな

という自信の反省なので、ストレスをコントロールを中心にした

働き方ができる社会になってほしいなと思いました。

(例えば私の場合は設計業務などは、夢中になっているときは

 夜遅くなっても平気ですし、逆に定時だから帰れとなると困りますし・・・)

 

かなり尖鋭的で専門的な所も多い本なので、

読み方によって合う合わない、好き嫌いが分かれそうですが、

日本を変えていこうというポジティブな思いは伝わってきますし、

新しい視点・意見に触れてみたいという方は、ご一読をオススメ致します。

 

私はまだ、生きている。