日本再興戦略(落合陽一)読了感想
「日本再興戦略」落合陽一著を読了したので感想。
最近、本屋に行ってビジネスや自己啓発系の書籍棚に足を運べば、
必ず一冊はこの人の本が置いてある気がする、
落合陽一氏の本「日本再興戦略」を読了したので感想をまとめます。
以下、私の感じた感想・内容の要点・・・
- そもそも欧州・米国と日本は、文化素養が異なることを認識すべき。
- 欧州・米国の文化・制度のコピー&ペーストではなく、日本に適したシステムの構築が重要。
- 日本は、中央集権国家体制よりも地方分権化した方があっている。
- 日本は、平等な階級よりも、士農工商のような階級制度があっている。
- 地方分権化や、高齢化・少子化は、AIやその他テクノロジーの発達により実現できる。
- 残業規制のようなタイムマネジメントではなく、”ストレスマネジメント”で労働環境を考えるべき。
- 自分の「やりたいこと」と「できること」を区別すべき。そして、まず「できること」を実行していくことが重要。
感想詳細
弟から、この本面白かったよと勧められたのと、
以前、落合氏と堀江氏の共著「10年後の仕事図鑑」を読んで、
非常に面白かったこともあり、早速読んでみました。
最初は、AIやテクノロジーによる変革の話かなと思っていたら、
日本の文化や歴史の話が多く出てきて驚きました。
落合氏の知識や見識の幅広さは、すごいなと感じました。
本書から、以下のようなメッセージ性を受け取りました。
「日本(日本文化)に適した、日本のための社会システムを再構築しよう。
再構築するのをサポートできるレベルに技術は向上しているし、
さらに向上していく。日本の未来に悲観する必要性はない。」
また、上記に書いたように「残業規制のようなタイムマネジメントではなく、
”ストレスマネジメント”で労働環境を考えるべき。」という意見には、
メンタル不調で休職を経験した身としては大いに賛同しました。
長時間労働で潰れたというよりは、ストレスが大きい仕事が増えすぎて潰れたな
という自信の反省なので、ストレスをコントロールを中心にした
働き方ができる社会になってほしいなと思いました。
(例えば私の場合は設計業務などは、夢中になっているときは
夜遅くなっても平気ですし、逆に定時だから帰れとなると困りますし・・・)
かなり尖鋭的で専門的な所も多い本なので、
読み方によって合う合わない、好き嫌いが分かれそうですが、
日本を変えていこうというポジティブな思いは伝わってきますし、
新しい視点・意見に触れてみたいという方は、ご一読をオススメ致します。
私はまだ、生きている。